鍼灸治療が有効な主な症状

【冷え性】

お灸は体を温める効果が抜群です。また血液やリンパの流れを改善することにより、治療効果を期待できます。

【頭痛】　　　　　

頭痛にはいくつかのパターンがあり、原因や治療法も異なります。タイプに合わせて的確な治療法を選択します。

【肩こり】

悪い姿勢や生活習慣（パソコン作業など）からくるものが多く、緊張した筋肉をほぐしたり血行を促進する治療、運動やストレッチを併用することにより効果を高めることもあります。

【腰痛】

慢性的な腰痛は安静にするのではなく、積極的に動きながら治療する方法が有効です。
中には重大な疾患が隠れている場合もあり見極めが大切となります。

【スポーツ障害】

トレーニング方法や動きのチェックにより故障の原因を解明するが治療の第一歩です。けがをしにくい体作りを目指します。完治が難しいものは、けがとうまくつきあいながら競技を続けていく選択も視野に入れます。

座位、立位での正しい姿勢を作ります→正しい歩行→正しいランニング
というように確実に段階を経て、けがをしにくい体作りと競技でのパフォーマンスを向上させることを目指します。

スポーツ障害にも対応しております。まず姿勢や骨格分析から始まり、個々の動きやトレーニング等も考慮しながらの治療となります。

マラソン、長距離走、ランニングに関する故障
個々のレベルや目標に合わせ（トップアスリートから初心者まで）きめ細かいサポートと治療を行っております。
例：腸脛靭帯炎(ランナー膝）、足底筋膜炎、シンスプリント、股関節痛、腰痛、背筋痛、アキレス腱痛、坐骨神経痛、膝痛、肉離れ（大腿四頭筋、ハムストリング）、捻挫など

【生理痛】

気血が不足したり流れが滞ると生理痛がひどくなることがあります。足りないものを補い、気や血の流れをスムーズにする治療をします。

WHO(世界保健機関)で鍼灸療法の有効性を認めた病気には、次のものを挙げています。

【神経系疾患】

神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー

【運動器系疾患】

関節炎・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腱鞘炎・腰痛・外傷の後遺症（骨折、打撲、むちうち、捻挫

【循環器系・呼吸器系疾患】

心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ

【消化器系疾患】

胃腸病（胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘）・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾

【代謝内分秘系疾患】

バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血

【生殖、泌尿器系疾患】

膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎

【婦人科系疾患】

更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊

【耳鼻咽喉科系・眼科系疾患】

中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎・眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい

【小児科疾患】

小児神経症（夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠）・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善

上記疾患のうち「神経痛・リウマチ・頚肩腕症候群・頚椎捻挫後遺症・五十肩・腰痛」は、わが国においては、鍼灸の健康保険の適用が認められています